話題になっていたとか、そういった文脈と関係なくここ一年ほどで聞いたいくつかの機種について。
イヤピや環境に難のある店頭試聴ではなく手元で最低でも数日試しての感想文。
Campfire Audio Astrolith
解像感はなかなか良いが、プラナーには硬さがある、ということを認識させてくれる筋肉質でバキっとした音だった。FiiOのDACと意見が合いそう(?)。
かなりのV字バランスでボーカルがいい感じに聞こえるようにするのに難儀する。
後述のLunaより少し根暗な音。
こういう機種があってもいいよねとは思うけど一本選ぶとしたら選ばない機種。
写真だとデザインが安っぽいが本物は少し良い。
Astell&Kern Luna
売り方がクソだったのでAKアンチに恨まれていて福袋に投げられた機種。かわいそう。
プラナー一発だがAstrolithと違い硬さをあまり感じない。
ドンシャリと評している人を見たのでそうなのかと思って聞いたらそんなことはなく、バランスとしてはフラットに近い。イヤーピースの影響を強く感じるので、そういった環境次第かもしれん。
1ドライバの宿命か、多層的・立体的な鳴り方はあまり感じられず、なんだかのぺっとした印象がある。
音調は明るく開放的だが、どことなく音のエッジに金属的なシャリつきを感じる。
PCと接続すると電源由来のノイズを酷く拾うのが最大の問題。
SPDIFなんてはじめて実用した。
ケーブルデザインが本体と一体化しており一見綺麗ではあるが、リケーブルしづらい気分になるのでちょっと気に入らない点。純正アクセサリもしくはスペアとして販売か同梱されていればいいのにね。
Thieaudio Monarch MK IV
中古10万そこそこで入手可能な機種としては驚異的な音質。
比較対象を30万クラスまで広げても別に見劣りはしないくらいに音が良い。
もうこれでいいんじゃない?ねえ?
低音は量感があるが、中高音を邪魔しない上質さがある。
中音は引っ込んだりせず丁度いいし、高音もシャリついたり変なクセがない。
各帯域の音が全て良く、全体を通して解像感の面でも上質であることを達成している。なかなかこういうのないな。
空間の広がりがあまりなく、鳴り方がとても近いことが唯一ケチをつけられる点かな。
付属ケーブルはチョコレートというらしく名前は可愛いが、螺鈿細工みたいなデザインでケーブルがなんで茶色なんだ謎すぎる。
AFUL Cantor
ナイフのような切れ味!みたいな評判だったのでかつてのNobleのKATANAみたいな感じかと思ったら、少し違った。
音の粒立ちは確かにとてもよくクールな音調で、悪い要素もなく良いように思うのだけど、実際にはなにか聞いていて耳あたりの悪さみたいなものが湧いてくる音。ミクロのまきびしが散りばめられたミネラルウォーターみたいなチクチクする喉越しの悪さ(???)
Melodic Artification Alter Ego
最強や。
音の面で言うことは何も無い。
でもこの値段、そして開放型であるという問題。君は立ち向かう勇気があるか?
静かなオフィスでは厳しい。遮音性の点でいうと電車は意外といける。
問題となる値段もフリマ中古だと20数万なので、定価よりは随分射程に近い人も多いかもしれないね。
I/O Audio Sogno
この会社の機種はデザインがめちゃくちゃいい。
名前も格好いいし、値段も手頃。肝心の音は…一見端正に整ったように見せて、Cantorと同種の耳あたりの悪さを強く感じるもので正直実用に堪えなかった。聞いてられんな。
優等生的なバランスで特に何が良いということもないし、話題になったのも一瞬だった。
今はAuR Audioの機種に興味が湧いていますが試聴する機会はなさそうなので泣いています。



























