最近何かと話題のこの機種、2週間ほど前に買ってました。
安くなり始めた頃の価格だったので、結果的には少し損したかなぁという感もある。
もうちょっと待てばよかったね。
購入の動機
携帯の回線は社用のauのものを私用公認で使ってて、機種は今年頭からXperia XZ。
RAMが3gigのせいかゲームアプリなんかでハングすることがあったのと、単純に飽きてきたので何か面白い機種がないかなぁと思っていたところ各社のバンドいろいろ拾うらしいこの機種が値下げになっているのを知る。なにせauなので業務に問題なく運用するとなると遊びの幅がなく、価格は置いておいてもまずその点で貴重だったわけです。で米Amazonから購入。米Amazon利用もなにげに初めてだったのでそこんところの経験もできた。
2週間使ってよろしいところ
- やはり筐体の外観、デザイン。素材感も含めて。安っぽさがない。
- 大画面だけどベゼルレスの度合いが激しいため、本体の実寸は大きくない。写真でわかるようにXZよりも小さいくらいだ。
- 邪魔なキャリアアプリは勿論ない。
- 動作はほどほどに軽快。ベンチスコアから期待されるほどの快適性は無い。
- アップデートによる各種改善が高頻度で行われている。
- 防水ではないと当初言われていたが、実は対応してる。
- 色んな回線で使えるからそのうちサブ機にしてもいい。
筐体は背面つるつるなんだけどサラサラではないので滑り落ちてしまう感じではない。
側面はザラザラの部位とツルツルの部位が混在していて、手頃なサイズ感と合わせて以外に持ちやすい。
中身は素のAndroid機といった風情なのでその点についてあまり語ることはないのだが、ベータ版Oreoでおさいふケータイ対応の可能性が示唆されている。
もしかして例のチップエミュレーションで対応するのだろうか?だとしたら期待してしまうんだけど(モバイルSuicaご愛用)。
よろしいところかは微妙だけど、筐体の材質のせいかバイブレーションが独特な感触で面白い。なんか金属的というかモーター感があるというか。
2週間使ってよろしくないところ
- 筐体デザインはよいがベゼルレスで曲面ガラスのため、落下させたら画面が割れることは避けられそうにない。
- 所詮マイナー機種なので保護アクセサリの類は充実していない。
- 画面の発色は黄色みがかかって彩度は低めの印象。XZと並べた画像を参照。デフォルトの赤黒の壁紙は発色上の弱点と筐体下部にある画面ではない部分を上手く隠すように作られている。
- カメラは言われているほど酷くはない…が確かに良くもない。普通に使うことはできるレベル。
- イヤホンジャックがなく、本体スピーカーは下面の片側にしかない。要するにモノラルスピーカーな上横持ちすると塞がれる。
- ベゼルレスのせいもあるのか画面端付近のタッチパネル反応が著しく悪い。
- 指紋センサーが背面なのは珍しくないが、持てば必ず指がくる位置である側面に配したXperiaの工夫に感心する羽目になった。
- タスクバー配置の奇天烈さからか一部アプリが正常に動作しない。たとえば電子書籍のKinoppy。大画面を活かせると思ったのに残念。
- チタンフレームは確かにアルミよりは堅牢だろうが普通に小傷がつく。
- 通知LEDの自己アピール力低。一応着信等の通知も色がつくが、小さくて暗い。
全体的に開発途上の機体という印象がかなり強い。
諸々の問題はソフトウェア由来の問題とハードウェア由来の問題があり、前者は改善の可能性があるが後者は改善する可能性は基本的にない。
カメラやタッチパネルについては判断が難しいところだけど、スピーカーがモノラルで片側にしかないのは変わりようがないので覚えておいたほうがいい。
たとえば横持ちのゲームには絶対に向かない。横持ちするとスピーカーが塞がれて機能を果たさない。
横持ちのゲームではタッチの反応の悪さもあって非常にストレスフルな経験を提供されることになる。
具体的に例をあげるとアズールレーンの移動操作パッド付近の反応が非常に悪い。個体差かもしれないけどね。
ここはゲームを主眼に作られたRazerPhoneが従来機然としたルックスを採用したことにうなずける。
XZとほぼおなじアングルで撮って表示してみた。左がPH-1。
カメラとディスプレイの両方が別なのでディスプレイ特性だけの差ではないが発色の傾向がわかると思う。
明るさは十分ながらコントラストは低めで黄色がかっている。
でもこう並べてみるとXZもなんか不自然だよね。
こんなふうにゲームによる画面上部の対応の差がある。
音とかの問題もあるが根本的に縦持ちに向いていて横は向いていないと思う。
ちなみに上部切れ込み部分はカメラだけでなく他のセンサーもしこまれていて、照度計も含まれるのでここを塞ぐと暗くなる。
やっぱ横持ちには向いてねーよ…